2018年9月1日土曜日

ピアノ搬送

一日がかりの作業でした。といっても私は出発点でピアノの運び出しを見守り、終点でピアノの搬入を見ているだけでしたから。

旧宅にあった、妻のグランドピアノ。グランドの中でも小振りで、奥行きは170cmもないほどの小さなピアノ。しかし、普通の建売戸建ての一階六畳間にこれを入れるとさすがに無理がありますね。

こんなのがどうやって入ってきたか、ですが、答えは順を追って。建売の普通の間取りの玄関・廊下は狭すぎて、入りません。

まずは搬出・輸送に備えて、厳重に梱包。少し見ていましたが、当然この重量を支えるための脚を取り外すのも力技。さらには窓ガラスも外してしまう。


そして登場するのが、このクレーン車。
このクレーン車のアームをパズルのように電線を回避して伸ばしてゆき、ピアノのある部屋の窓辺りで準備をする。(ちなみに看板とかと警備の方は近くの水道工事で配置されていました。全く関係なかったのですが、助かったのは事実です)

そうしておいて、部屋の中ではピアノを吊るす準備をする。小さいと言ってもグランドピアノは300kgを軽く超える重量があるので、ベテランの作業員3人でなんとか位置を決める。
クレーンを使って吊るして行き、窓の幅ほぼギリギリいっぱいで、ピアノを出してゆく。
 植えてある木を巧みにすり抜けて行きます。
外に出る。作業の方が右を見ているのは、車が通り過ぎようとしているところだからです。

そうして外に出されたピアノはしっかり固定されて妻の実家へ。

私は新居に移動して、荷物の片付けをしながらピアノが来るのを待つ。

妻の実家で作業が手間取ったのは、雨が降ったり、クレーン車をいれた隣家の場所が(どういう構造かわかりませんが)地盤が持たないと判断して、クレーン車を移動して作業し直したり、実家のピアノを解体・梱包して、クレーンで2階から運び出し、旧宅からのピアノを搬入し、設置したからです。

待つこと約5時間。来ました。こちらは妻がずいぶん長い間ともにしてきたグランドピアノ。聞けば1967年か、1968年製造なので、製造からもう50年! でも現代のピアノとしては必ずしも「古い」ものではないそうです。とにかく、でかくておそらく350kgはゆうに超える。しかも妻の留学に合わせて欧州と日本を二往復(!)している。

そしてこれをクレーンを使って引っ張り上げます。とさらっと書いていますが、クレーンのアームを電線を回避しながら伸ばすのはまさにパズルでプロの技。

この写真、ピアノが見づらいですが、本日の作業をよく表現している映像だと思います。

ここまでくれば、ドライエリアにピアノを降ろし、作業続行。ビニールがかかっているのは実は天候が不順でこの作業中にもポツポツ雨が降ってはやんだり。さらにはピアノを運んで1時間ほどしたらかなりまとまった雨が降ったので、その悪天候に出くわさずよかったです。

 そして4人がかりで部屋の中に運び入れ、設置。
 位置を決めています。

そして脚やペダルをつけ直して、作業完了。

朝9時には旧宅に行って、最後の片付けを行いながらでしたが、終わったのは午後5時前。同時並行で家具を2つ入れる、まで行ってしまい、充実した・しすぎた1日でした。

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